常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

high street 復習

2019年のファッショントレンドはどのようなものでしょうか。

Craft is one of the key ways in which luxury differentiates itself from the high street. No matter how hard commercial fashion tries, it can’t replicate the skillset available to the design’s biggest names. Toss all thoughts of granny’s antimacassars out the window, however, this season, craftwork lends intricacy and depth to lean, futuristic silhouettes.

(以下省略)

http://www.bbc.com/culture/story/20181219-fash

文中にhigh streetという表現を見つけました。こなれた訳が思い浮かびません。

手持ちの紙辞書には表記がなかったため、ネットで調べました。すると『英辞郎 on the WEB』には「[商店・商品が]一般大衆向けの」とありました。この表現は主に英国で使われます。

では、なぜこのような意味を持つようになったのか調べてみました。すると、(the) High Streetは、特にイギリスにおいて、ある街や都市の主要な繁華街を指す換喩表現であります。固有の街路名「ハイ・ストリート」があり、イギリスで最もありふれた街路名だったのです。この意味合いがファッションにも使われるようになりました。高級店に対して、いかにも典型的なハイ・ストリートにありそうな店を指す形容する表現として用いられるようになりました。(Wikipedia)

以上の歴史があり、今日では、ファストファッションH&MZARAのような手頃な価格で買えるもの、もしくはデザインを示すことがわかりました。

ちなみに、今年のトレンドは、女性は単色によるコーデ、または派手な柄が流行りそうです。男性の場合は、昨年話題になったバレンシアガの巨大バッグに引き続き、大きめのハンドバッグが流行しそうです。(amphibian)