常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

engineer 復習

 政府は商業捕鯨の再開に向けて、国際捕鯨委員会から脱退する方針を固めました。

Leaving the IWC does not ensure a resumption of whale hunts

Even if Japan leaves the International Whaling Commission, it faces a number of international legal hurdles and possible domestic opposition to resume commercial whaling.

The push to leave the international body was engineered by a group of lawmakers from the ruling Liberal Democratic Party representing constituencies with deep ties to whaling.

A majority of IWC member nations oppose commercial whaling.

以下省略

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201812210027.html

 engineer /èndʒəníɚ/ を取り上げます。名詞の意味の「技師、技術者」という意味で知られる単語ですが、ここでは動詞として用いられています。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で調べると「1(しばしば軽蔑的)(陰謀など)をたくらむ、(…)の(裏面)工作をする 2(普通は受身で)(…)を設計する 3(…)の遺伝子の構造を変える」とありました。

 LDOCEには “to make something happen by skilful secret planning” や “to change the genetic structure of a plant, animal etc” などと定義されています。裏で画策して動く様子が伝わってきます。

 脱退によって、反捕鯨国からの風当たりが厳しくなることはもちろんですが、国際社会からどのような目を向けられるのか、気になるところです。(aqua)

genetically engineered - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
nerdy engineer - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から