常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Dexter 復習

授業で、アメリカ映画『ナイトミュージアム』を観ていたときに、UG先生から教わった単語を紹介します。

それがDexter /dékstɚ/ です。映画で主人公の博物館の鍵を器用に盗み出すモンキーの名前ですが、この命名には意味があるようです。

まずネットで調べてみると、Wikipediaには「主に英語圏で使われる男性名、天才、ガリ勉」を意味します。続いて『ジーニアス英和辞典』には「右側の」(right)とあり、上記の意味にどう発展していくのか気になりました。

語源を調べてみたところ、dexterはラテン語で「右」を意味します。また、ほとんどの人が利き腕は「右」であることからdexterの派生形であるdexterousは「器用な」という意味で用いられるようになったそうです。この意味の発展が「天才」を表すようになったと思われます。

日本語でも「右」は「上位, 上席」または「転じて、すぐれた方」を意味しますね。(広辞苑)ちなみに映画では、悪戯が好きなオマキザル(capuchin)ですが、猿の中でも最も知的とされているという説明がされています。(amphibian)

授業の補足 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から