the kiss of death 復習
YouTubeでたまたまおすすめ動画に出てきたblack mambaこと元NBA選手のKobe Bryantの動画を見ていた時に気になる表現を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=KIGRCGb2RDg
Kobeは幾度の怪我から復活を遂げてきたそのメンタルの強靭さでも知られています。この動画では、その過程でのマインドセットについてKobe本人が話しているシーンがあるのですが、この中でゴールデンステートウォリアーズ戦でのアキレス腱の負傷が引き合いに出されており、この負傷を本人は、”It was like the kiss of death.”と例えていました。
『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)で同表現を引くと、「破滅を招くもの」とあり、さらに本人の、”An Achilles injury is the worst injury for an athlete.”という一言もあったことから、同表現を介して当時の怪我の深刻さがより鮮明化されたと感じました。
しかしながら、同表現は、「一見好ましいと思われるが」という文脈の中で使われることが多いとのことで、どのスポーツよりも試合の流れの切り替わりが激しいバスケットボールにおいて、アキレス腱の負傷そのものは致命的であることは明らかです。ここでなぜこの表現を用いたのか、疑問が残る形となってしまいました。(WREN@Nebraska)
the kiss of death#2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
kiss of death - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
https://eigo-kobako.blog.so-net.ne.jp/2013-04-10