常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

windmill 復習

授業で覚えた単語を紹介します。

それがwindmill /wín(d)mìl/ です。最初の思いつく意味は「風車」ですが、これとは別の表現を持っています。

ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)で調べるとtilt at windmillsというかたちで「(自分が勝手に思い込んだ)空想上の敵と戦う[議論する], ひとり相撲する」とありました。Merriam-Websterには “an imaginary wrong, evil, or opponent” と定義されています。

では、なぜこのような意味になったのでしょうか。
同辞書の説明には “from the episode in Don Quixote by Cervantes in which the hero attacks windmills under the illusion that they are giant” とあります。つまりドン・キホーテが風車を敵と思い戦ったことから上記の意味へと発展していきました。(amphibian)

throw their caps over mills and raise the wind - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から