常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

rascal 復習

今回紹介するのは rascal /ˈræs.kəl/ です。こちらもOne Dayを鑑賞していた際に出会った単語です。実際のシーンでは、主人公が罵声を浴びせていた言葉の中にrascal登場していたので、slangの一種なのではないかと推測しました。以下で定義等の確をしていきます。

初めにCambridge English Dictionaryを引くと、“a person, especially a child or a man, who does things that you disapprove of, but who you still like.” とあります。

続けてCollins English Dictionaryにて同様に探ると、“If you call a man or child a rascal, you mean that they behave badly and are rude or dishonest.” と載っていました。

念のためOxford Dictionariesにて語の由来を調べると、“Middle English (in the senses ‘a mob’ and ‘member of the rabble’): from Old French rascaille ‘rabble’, of uncertain origin.”とありました。

まとめると、rascalは、人に悪く振る舞って失礼な態度を取る「いたずら者、悪ガキ」を指すと同時に「どうしても憎めない」というニュアンスを含む単語であると思われます。また、大元の語源は古フランス語のracaille「悪党、暴徒、ギャング」に由来することが分かりました。(bro-taro-world @ Calgary)