常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

state-of-the-art 復習

ローソンが出している定番商品のからあげクンですが、揚げたてを提供できる機械を東京都の大崎店に期間限定で設置するそうです。

The robot is equipped with state-of-the-art technology that allows it to fry food in just over a minute.

以下省略

https://www.japantimes.co.jp/news/2018/12/11/business/tech/lawson-tests-fried-chicken-dispensing-robot-tokyo/#.XA-eGxZcWEc

今回取り上げるのは state-of-the-art です。この文脈では、technologyが後に続いているため、何か特別な技術と予想しました。『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)で調べてみると、「最先端の(科学)技術水準の」とありました。LDOCEには “using the most modern and recently developed methods, materials, or knowledge”と定義されています。しかし、なぜこのような意味になるのか理解できなかったため、stateの意味とartの意味を改めて調べてみました。「最新の」という意味はどちらにもなかったのです。しかし、artの意味には「技術」という意味があり、stateの意味の中に「現在の状態」とあります。現在の技術が、最先端の技術であると解釈すると納得できました。この捉え方はstate-of-the-artの最初の投稿にも書かれていました。

からあげクンの揚げたて機械は、本来の揚げる6分から約1分まで短縮できるそうです。

state-of-the-art 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

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state-of-the-art - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から