常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

girlie 復習

今回はゼミで学んだgirlie /gˈɚːli/を紹介します。
私たち若者は、普段、カタカナのガーリーを「可愛らしい」という意味で使います。しかし、本来の意味とは違うようです。

LDOCEで調べてみると “a magazine etc with pictures of women with no clothes on” とあり、第二義には “a girl or woman who is girlie behaves in a sily way, for example by pretending to be shy or always thinking about how she looks” と定義されていました。

確認のため『ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)を引いてみました。すると、名詞で「お嬢ちゃん<しばしば侮辱的>, 売春婦」とあり、形容詞で「<雑誌などが>女性の裸が載っている, 愚かな, ばかな, <見かけ・行動が>少女っぽい」とあります。

また形容詞形であるgirlish /gˈɚːlɪʃ/ は「少女のような, 少女時代の;少女らしい, 無邪気な;少女向きの」を意味し、説明には「boyishが褒め言葉なのに対し、この語はマイナスなイメージのことが多い」とありました。

以上のことから、プラスなイメージを持っていた単語が、本当はあまり良い表現でなかったことを発見しました。他にも身の回りに実際の意味とは異なった意味合いで使っている英単語がないか調べてみたいと思います。(amphibian)

girly, girlie - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から