常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

machete 復習


宮崎県高千穂町の住宅で家族6人の遺体が見つかった事件で、警察は新たに犯人が凶器に使ったとみられるナタを発見しました。
TAKACHIHO, Miyazaki Prefecture--A man who apparently committed suicide after five family members and a friend were killed had caused problems at home with his extramarital affair, sources said.

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201811280040.html

本日取り上げる表現は、見出しにある “machete” /məʃéṭi/ です。
ウィズダム英和辞典』でその意味を調べてみると、同義語として “cutlas(s)” /kˈʌtləs/ も載っていたので、両者の違いを確認してみましょう。
まず、前出の macheteはスペイン語由来で、同辞書には「なた、山刀〈中南米・アフリカで武器・砂糖きび刈りなどに使う〉」と載っていました。ちなみに日本語ではそのままカタカナ読みで「マチェーテ」とも言うそうです。
一方、後出の cutlas(s) はラテン語由来で、「(昔船乗りが武器にした)そり身の短剣」とありました。

日本語的に同じ意味とは言え、由来が違えばその使い方も違うのだなということを学ぶ良い機会となりました。(Morihiro)


machete 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
machete 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
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