常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語教育史学会第270回研究例会のお知らせ

日時:2018年11月17日(土)14:00〜17:00

場所:真宗教化センターしんらん交流館(京都市下京区諏訪町通六条下ル上柳町199)

研究発表①「Let’s Learn Englishの編纂過程:Basic English導入の試みとその行方」広川由子(愛知江南短期大学講師)
【概要】
Let’s Learn Englishは, 新制中学校用英語教科書の嚆矢である。その編纂方針はGHQ民間情報教育局(Civil Information and Education Section)と日本の文部省との間で決定され,学習用語の選定にあたっては英国の言語学者オグデン(C. K. Ogden)が考案したBasic English(簡素化英語)が参照されている(広川由子,2015)。本報告では,主に占領軍の公式文書を使用してBasic Englishが最終的にどのように扱われたのかを検討する。

研究発表②「言語文化教育観の史的変遷から現代の英語教育を考える」拝田 _清(和洋女子大学教授) _
【概要】
原始・古代からの日本の外国語・異文化受容のあり方を言語文化教育観という視点で通時的に分析し,現代の英語教育における「実用志向」と「母語話者信仰」との関係性,およびその源泉について検討してみたい。

参加費:無料
問合せ:日本英語教育史学会例会担当(reikai@hiset.jp)