常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

conifer 復習

裏ゼミで英検の単語を勉強している際に出会った単語を紹介します。それが、 ”conifer” /kάnəfɚ/ です。

この単語の接頭辞と接尾辞が何であるかはある程度推測出来ましたが、その意味が解りません。
そこでまず、『ウィズダム英和辞典』を使ってその意味を調べてみると、「針葉樹(しばしば球果[松かさ]を付けるマツ・モミなどの木をさす)」と載っていました。

では、この単語の語源・仕組みはどうなっているのでしょうか。以下で詳細を確認していきましょう。(以下の説明は、この単語に出会った際にUG先生から教えて頂いたものを参考にしています。)

まず接頭辞の ”con-” についてです。この語は元々「円錐」という意味を持ち、これと同じ語源を持つ単語に”cone” :「円錐,松かさ」があります。
次に接尾辞の“-fer”はどうでしょうか。この語はラテン語由来の言葉で、「運ぶ,持ってくる」という意味を持ちます。同じ接尾辞を持つ”ferry”や”transfer”からも容易に想像がつきます。
そもそも針葉樹とは、「根から葉へ水を『運ぶ』」働きを持った木々のことを指します。

 以上のことより、”conifer”が「針葉樹」という意味になることが分かりました。

「そのまま暗記をせず、単語の仕組みを考えなさい」UG先生のこの言葉が心に沁みます。(Morihiro)