常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

auditory 復習

 少し前の裏ゼミでわからなかった表現について調べました。どういった流れでその話にたどりついたか忘れてしまいましたが、「耳の」という意味を表す形容詞にはどのようなものがあるかという話題になりました。その場では残念ながら思い浮かばず、インターネットの力を借りると、auditory /ˈɔːdət`ɔːri/ という言葉が見つかりました。

 家に帰ってから改めて『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で確認してみると「(限定)(解剖)耳の、聴覚の」とありました。LDOCEには “relating to the ability to hear” と定義されており、聞き取る能力についてであることがわかります。

 また、他にもauricular /ɔːríkjʊlɚ/ という言い方もあるようです。『ジーニアス英和辞典』(第4版 大修館書店)で引いてみると「1(正式)耳の、聴覚の(aural) 2(解剖)心耳の;耳状の 3耳うちの、内密の」とありました。aural /ˈɔːrəl/ だけでも「(限定)(正式)耳の(に関する)、聴覚の(に訴える)」という意味を表すことがわかりました。Merriam-Websterにはいくつか定義がありましたが、 “told privately” や “understood or recognized by the sense of hearing” などと説明されています。

 日本語でもオーディオプレイヤーなどとカタカナで使うこともあるので、auditoryの方が覚えやすいかもしれませんが、言い換え表現としてauricularも押さえておきたいです。(aqua)