常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Mr. Fixit

本日夕飯を食べていた時に、たまたま私の座っている席の隣で従業員の人が話し込んでいました。正直内容等には一切耳を傾けていなかったのですが、突然耳にHe is Mr. Fixit.という言葉が飛び込んできました。聞いたことのない表現だったので思わず勢いよく、店員さんのほうを振り向いてしまい、それと同時にお店の人もなにか気配を感じ取ったのか、訝しげにIs everything ok?と声を掛けられ少し焦りました。結果として、OKと笑顔で乗り切るというこっちに着たての頃のような状況に陥ってしまいました。さて本題のMr. Fixitですが、初めの印象としては「何かを修理する人」という訳が頭に浮かびましたが、確信はなかったので部屋に帰った後に調べてみました。以下辞書の定義です。

Collins Free Online Dictionary: “a man who is good at repairing things; specif., a man skilled at finding solutions to difficult problems”

Longman Dictionary of Contemporary English: “someone who is good at organizing things or solving problems”

ジーニアス英和辞典』第5版(大修館):「(略式)手先の器用な人、無難に問題処理のできる人」

goo辞書には「修理の上手い人、便利屋」という訳語が当てられていました。語源はOxford living Dictionariesによると “Early 20th century: from Little Miss Fixit, the title of a musical show.”とのことです。

またMr.の部分は状況に応じてMiss, Mrs.に帰ることが可能です。

次からは何か新しい表現が耳に入っても、そっと振り向くようにします。(ko-chi @ Calgary)

Cf. odd-job man

odd jobs - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から