常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

grace 復習

日本語での決まり文句「いただきます」は、英語で表すと一体何に相当するのでしょうか。

先日、正規授業で知り合ったCanadianと昼食を取っていたのですが、初め僕が「いただきます」と軽く言葉を発したところ、それは英語でどのような表現になるのかと質問を投げかけられ、少し応答に詰まってしまいました。その時 Bon appetit が直ぐに頭の中で浮かびましたが、なかなかしっくりこなかったので、調べるに至りました。

最も意味の近い単語として graceが挙がることが分かり、Cambridge English Dictionaryでは、第4義に “a prayer said by Christians before a meal to thank God for the food: The children always say grace at dinnertime.” と定義されています。

念のためCollins English Dictionaryを用いて確認すると、“When someone says ‘grace’ before or after a meal, they say a prayer in which they thank God for the food and ask Him to bless it.” と記載がありました。

以上から、graceは「いただきます、ごちそうさま」の挨拶の代わりとして使われることが窺えます。口語としては一般的に “say grace”となるそうです。Graceと聞くと「優美な、優雅な、上品な」といった訳を思い付きがちですが、今回のような些細なきっかけで新たな知識を取り入れられたので、今後も日常で良く見聞きする単語などは一つ一つしっかり抑えておきたいと強く思いました。(bro-taro-world @ Calgary)


grace period #3 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

coup de grace #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

grace period #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

grace period - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

ご指名質問as a coup de grace解答 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

grace - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から