常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

bonny 復習

現在履修しているShakespeare and performanceでは、シェイクスピア作(映画や劇などの作品全般)の分析を主に行っています。今回は、先日の授業で先生が紹介された映画の中で聞き取った単語を取り上げたいと思います。
それがbonny /ˈbɒni/ です。直ぐに意味を汲み取ることはできませんでしたが、19Cに古英語の1つなのではないかと推測しました。以下で確認していきます。
初めに Collins English Dictionaryでの定義では、“Someone or something that is bonny is attractive and nice to look at it.” “considerable; to be reckoned (Scottish and Northern England dialect) ” となっています。
Oxford Dictionariesを用いて語源を探ると、“Late 15th century: perhaps related to Old French bon ‘good’.” とありました。
以上から、bonnyは「魅力的な、優れた、すばらしい」となり、スコットランド方言混ざりの単語だと分かります。以前大学の授業でスペイン語を取っていた際の、bonitaは女性に対して「可愛い、美しい」を指すという教授の説明を思い出し、そのイメージと今回のbonnyがリンクしました。(bro-taro-world @ Calgary)