常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

「今に見ていろ」 復習

白洲次郎についての動画を見ていたところ、彼の言葉に「今に見ていろ」とあり、英語ではどのように表現するのか気になったので調べて見ました。

定番はwaitを使った表現です。『ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)には “Well, just you wait and see.” 「まぁ、今に見てろ」とありました。また “You wait!” 「覚えておけ!」とも表現できます。(ちなみに映画『マイ・フェア・レディ』で “Just you wait” という歌がありました。)

続いて、その他の単語を使った表現を紹介します。一つ目はprepared /prɪpéɚd/ を用いた表現です。 “Be prepared.” 「備えよ」とありました。つまり「今に見ていろ」に似たものになるのではないでしょうか。

二つ目は “Bring it on!” 「心してしっかりあれよ」とありましたが、砕けた言い方にすると「かかってこいや!」になると思います。この言葉はアメリカ前大統領のジョージ・W・ブッシュ氏が演説で述べた言葉として知られています。

最後に、get away with~を使った表現です。意味は「<悪事など>(罰せられずに・見つけられずに)うまくやってのける;<軽い罰など>でのがれる、する」とありました。これを用いて “Don’t think you can get away with it.” で「今に見てろ」と表現できるのではないでしょうか。

冒頭に述べた、白洲次郎は戦後日本の再建に関わった人物です。彼は英語に長けていて、その才能は、アメリカ人をも驚かせるものだったそうです。
そんな偉人から学べることがあると思いました。(amphibian)