常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

eavesdrop on 復習

 iPhoneの安全性についての記事から取り上げます。

Tech users have long questioned whether mobile devices and smart speakers eavesdrop on their private conversations. Apple answered that question Tuesday with a resounding no.

以下省略

https://money.cnn.com/2018/08/08/technology/apple-iphone-listening/index.html

 今回取り上げるのはeavesdrop on /ˈivzˌdɹɑp ɑn/です。dropが隠れている単語なのかと思いましたが、どのような意味なのでしょうか。

ジーニアス英和辞典』(第四版、大修館書店)には「〔…を〕立ち聞き[盗み聞き]する」や「(無線などで)〔…を〕傍受する;盗聴する」とありました。また、LDOCEにはto deliberately listen secretly to other people’s conversationsと定義されていました。

LDOCEにはoverhearという単語も記載されていました。eavesdrop onが故意的であるのに対し、overhearは過失的な意味合いがあります。

この単語は、「家の軒」という意味のeavesと「雫」という意味のdropに分けることができます。もともとは、軒下で雨宿りをしながら人の話を盗み聞きする人をeavesdropperと呼び、そこから転じて動詞としても使われるようになったようです。(rain)

eavesdrop on 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から