常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

scrooge 復習

「なるほど」と思わず膝を打った単語を1つ紹介します。(アメリカでは小学生でも知っていると語学研修の先生が仰っていました)

scrooge /skruːdʒ/ です。先日の語学研修の授業内容は、vocabulary & idiomsにおけるその由来や語源の理解を深めるというものでした。その中で取り上げられたのがscroogeで、直ぐには閃かなかったですが、私が小学生の頃に好んで読んでいた “A Christmas Carol – Charles Dickens ” (翻訳版)の主人公 Scroogeを思い出しました。さっそく以下で確認していきます。

Collins English Dictionaryによると、“If you call someone a Scrooge, you disapprove of them because they are very mean and hate spending money.” と記載されています。

手持ちの辞書『スーパーアンカー英和辞典』(第五版、学研プラス)には、「(通例軽蔑して)守銭奴、けちん坊」とあります。また、 miserが類語として同辞書に記述されています。それぞれのニュアンスの違いを探りましたが、さほど差異はないそうです。

やはり、scroogeは、クリスマスキャロルに登場する主人公スクルージの強欲さと冷淡さ、尤も彼の性格をそのまま描写した単語であるかと思われます。今回のような、ファンタジー作品、本、実際の人物などに由来する英単語は「背景知識」が十分でない限り、正確な答えを素早く導き出すことが難しいです。今後予測しにくい単語に出会ったとして、少しでもその正答に近づけるよう日頃から一つ一つの由来や語源をしっかり拾っていきます。(bro-taro-world @ Calgary)

ご指名質問:Scrooge Christmas - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

Scrooge Christmas - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から