常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

fine line 復習

 空港への道中、友人との会話の中で出てきた表現を取り上げます。
それがfine lineです。友人から同表現の意味を説明されるまで、分からなかったのでここに書き留めておきます。彼の説明では、 the line to separate good points and bad points for someoneとのことでしたが、引き続きの説明から「一線を超える」の「一線」や、「堪忍袋」などに相当する表現だと推測しました。
 fineを『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)を引いてみますと、「〈違い・詳細・境界などが〉微妙な(subtle)、わずかな、わかりにくい」と記されておりました。これに加えて、”There is only a fine line between love and hate.”と例文があり、「愛と憎しみは間に細い線があるのみである[紙一重である]」という訳語があてられておりました。
より高い会話のレベルに自らを持っていくために例文丸ごと抑えておきたいです。
 現在ラウンドドリップ第四の経由地である、ロサンゼルスにいます。8月8日まで滞在する予定です。ユージーンでの三日間は大変素晴らしいものでした。二日間通して、オレゴン大学でRAコーディネーターを勤めていた友人で、今年同大学を卒業した友人の家に滞在させてもらいました。初日は、その友人にオレゴン大学のキャンパスツアーをしてもらい様々な建物を見ることが出来ました。
 オレゴン大学は、狭い敷地の中に様々な役割を持つを建物がまるで凝縮されているかのごとく位置しているネブラスカ大学のキャンパスと比べて、広い敷地の中に単独で役割を果たす建物が点在しているという点で大きく異なると感じました。またダウンタウンリンカーンと比べてかなり大きく、常に賑わっていました。
 2日目は、彼のRA(Resident Assitance--専修大学のInternational Houseで留学生と寝起きする役の学生)時代のコネクションを頼りに、 BBQに行ってきました。ここでもポートランドの時にも感じたコミュニケーションにおけるヒントを彼からも学ぶことができました。彼が言うには、初対面の人との会話は始めるきっかけをこちらから作ることさえできれば、その会話の中で力を持つことができるのは自分であり、それで相手の反応が悪ければその人との会話はそこで終わりだとのことでした。
 この時、自分を質問の受け手と仮定してみました。そこで考えたことは、どれだけこちらが「友達を作りたい、ディスカッションの中で発言したい」と思っていても、相手からの質問に対して的確に答えられなかったり、返答までに不自然な間があいてしまうと、「反応が悪い人」として認識されてしまうということです。
 若干三ヶ月程度のアメリカでの生活しか送っていませんが、これまでの経験上皆が皆こちらの話に耳を傾けてくれるわけではありません。これからのネブラスカでの生活のためだけではなくて、英語と向き合っていく中で、「瞬発力」を大事にしていきたいと思いました。
 三日間の宿泊を通して、友人の家族には大変よくしてもらい、まるでホームステイをしているかのようでした。アメリカでの一般的な家の設備、例えば裏庭、大きなオーブンなど見るもの全てが新鮮で、ネブラスカでの寮生活では絶対に味わうことのできない経験になりました。このような環境で数ヶ月過ごすことのできるカルガリー勢が羨ましく思えました。(WREN@LA)