常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

put bells and whistles 復習


ダブらないよう最後にブログの更新状況を再確認したところ、、、kochi君の投稿に重複してしまいました。。。ですが、面白いと思った表現の1つなので紹介します。

put bells and whistlesです。最初の響きは「装飾品を飾りつける」といった感じだったので、ポジティブなフレーズである印象を受けました。実際の意味を確認していきます。

残念ながら手持ちの辞書には記載が無かったので Collins English Dictionaryの力を借りると、“additional features or accessories which are nonessential but very attractive.” “additions, such as options or warranties, made to a financial product to increase its market appeal.” とありました。

また、起源や成り立ちを少し探ると、“with all the bells and whistles” と副詞句で用いられることもあると述べられており、かつて蒸気機関車にはその象徴としてベルや汽笛などが備え付けられていたことから、“魅せる”ための豪華な物を表す表現として広まったそうです。とはいうものの、今やそのような古式の需要も減少していることから、bells and whistlesは「余計な物」と捉えられることもあるようです。(参照:https://english.stackexchange.com/questions/281036/what-is-the-origin-of-the-idiom-with-all-the-bells-and-whistles

上記の定義と由来のそれぞれの要素を合わせてまとめますと、put bells and whistlesで「おまけ、付属品」と言った解釈になるのも可能ではないでしょうか。携帯などの電子機器類を購入する際によく聞かれる「オプション機能」のことを指しているようにも思えました。(bro-taro-world @ Calgary)


bells and whistles with their thrones - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から