常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

polish up 復習

Oral communication and presentationの授業に中で、デスカッションの際に「なぜディスコースマーカーを使うのか?」という質問が先生から投げかけられました。理由は様々ありますが、その中の一つに自分の発言をpolish upするためであると先生に教えていただきました。先生にはmake something beautiful/greatとの説明をいただきました。以下辞書の定義です。

Oxford Dictionary of English (2th): “improve, refine, or add the finishing touches to”

Collins COBULD Advanced Leaner’s Dictionary (8th): if you polish your technique, performance, or skill at doing something, you work on improving it” “polish up means the same as polish”

ジーニアス英和辞典』第5版(大修館):「…に磨きをかける;[特定の分野の]スキルを高める[on]」「⦅略式⦆…をよく[魅力的に]する」

ここまで見てみるとbrush upと同じような意味を持つ表現であると感じますが、先生からはpolish upとbrush upの違いについても説明がありました。先ほど述べたようにpolish upは”make something beautiful/great”という意味になるのに対し、brush upは”look something over again”という意味になるとのことです。
この違いは『ジーニアス英和辞典』第5版(大修館)でも明確に示されています。polish upは前述のとおりですが、brush upは「〈(しばらく使っていなかった)外国語・知識など〉を磨きなおす、復習する」と載っています。

このような少し違うニュアンスを持った表現を的確に使い分けられるよう、注意を払っていきたいと思います。[ko-chi @ Calgary]

polish off - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から