常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

rudimentary 復習

大関昇進を決めた栃ノ心は言葉の壁とも戦っていました。

前略

The wife of stablemaster Kasugano, Noriko, could not find a Japanese-Georgian dictionary. She bought a Russian dictionary, but it did not work because Tochinoshin could speak only rudimentary Russian.

以下省略

http://www.asahi.com/sp/ajw/articles/AJ201806270001.html

気になったのはrudimentary /ˌruːdəˈmentəri/ です。

文脈からすると、栃ノ心がロシア語をあまり話せなかったことを表しているのだなと思いました。以下で、語の意味を確認していきます。

ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)では「初歩的な、基本的な、初期の、原始的な、未発達の、発育不全の、退化した」とありました。また、LDOCEでは “a rudimentary knowledge or understanding of a subject is very simple and basic” と定義されていました。

「英・語・源」を見てみると、ラテン語のrudis(=rough, raw)から来ている事が分かりました。

栃ノ心は口上の前日に「自分の気持ちをシンプルに伝えられる言葉がいい」と語りました。さらに本番では述べることをローマ字で書き、それを覚えたそうです。(seventh-dan)

rudimentary 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

rudimentary Japanese 復習 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

rudimentary - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から

cf. elementary