常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

acquit 復習

 マイケル・ジャクソンの生涯を題材にしたミュージカルが2020年にブロードウェイで上演されます。

Michael Jackson life to be turned into Broadway musical

NEW YORK−The life of Michael Jackson will be coming to Broadway in a musical incorporating the King of Pop's tunes penned by a leading U.S. playwright.

中略

Jackson died while under propofol, a powerful anesthetic administered by his personal doctor to help him sleep. The singer had been acquitted four years earlier of allegations of child molestation, which he strenuously denied.

https://japantoday.com/category/entertainment/michael-jackson-life-to-be-turned-into-musical

 acquit / əkwít / を取り上げます。文脈から法律に関する意味なのではないかと考えましたが、厳密にはどのような意味かはわかりませんでした。そこで、まずは『ウィズダム英和辞典』を引いてみたところ、「〈人が〉≪容疑について≫無罪を宣告される≪of, on≫」とありました。通例、be acquittedと受け身の形で使われるそうです。またLDOCEも確認してみたところ、“to give a decision in a court of law that someone is not guilty of a crime”と定義されていました。単語の形からaquireやquitといった単語が関係あるのではないかと気になり、語源も調べてみました。goo辞書によると起源は中期英語のaquitenとあるそうなのですが、派生語としてquitやquietといった単語があることがわかりました。この単語の語源に関しては様々なことが書いてあったので、興味のある方はgoo辞書でacquitの語源を検索してみてください。
 ちなみに、acquitの反意語はconvict「〜に有罪宣告をする」と『ウィズダム英和辞典』に書いてあったので、セットで覚えておきたいと思います。(Blue Sky)

acquit - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から