常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

Every dog has its day 復習

 女子フィギュアスケートアリーナ・ザギトワ選手に送られる秋田犬が秋田県大館市でお披露目されました。

Akita Inu dog, a gift for Russian figure skating star, has its day

ODATE, Akita Prefecture--To Russia with love.

Masaru, an Akita Inu puppy, was shown to the public here on May 3 before she heads off to Russia to meet her new master: figure skating champion Alina Zagitova.

以下省略

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201805040051.html

 Every dog has its dayを取り上げたいと思います。記事の見出しではAkita inu has its dayとなっているわけですが、この表現はEvery dog has its day.ということわざからきているようです。『ウィズダム英和辞典』を引いたところ、このことわざは「どんなイヌでもうまくいく時はある;どんな人でも一度は得意な時がある」という意味であるとわかりました。また、確認のためにLDOCEも引いたところ、every dog has its / his dayで“used to say that even the most unimportant person has a time in their life when they are successful and important”と定義されていました。この定義やインターネットでの使用例を見る限り、慰めの言葉として使われることが多いようです。記事ではこの表現を変えて、ザギトワ選手に贈られる秋田犬脚光を浴びる日が来たことを表しているのだと思います。(Blue Sky)

cf. make my day