常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

がんばっている人

ゼミ生へ

明日は予定通りに「裏」を行います。GWに休むことも大切ですが、休み過ぎるのもいけません。要はバランスです。以下、頑張っておられる先生からのメールです。励みに!


田邉先生、

ご無沙汰しております。ランカスター大学大学院で学んでおりますTK高のSpringです。院生活は予想通りのインテンシヴな毎日で、なかなかご連絡できずにおりました。申し訳ございません。

こちらに来て、自分のスペックのなさ、英語力不足に苦しみながら、ようやく全授業が終了しました。どうにかまずまずの成績を頂戴し、あとは修士論文を残すだけとなりました。

田邉先生の講義を10年以上前に受講し、それ以来「音」「発音」に興味関心が強く、常にそのことが頭の中にありました。修士論文に関しては、Dr. Luke Hardingの元で、日本の高校現場での発音指導、特にsuprasegmentals (sentence-stress, rhythm & intonation)に焦点を置いて書こうと考えています。そのために5月に一度、勤務校に戻り、データコレクションを行う運びとなっております。

先生からのお言葉「論考のための論考にならないように」ということを常に思い、ここまで来ました。私の周りの現場ではあまり実践されていない「発音指導」ですが、授業中のコミュニケーション活動と発音指導の融合に少しでも新しい風が吹かせられたらと思っております。独特の日本の教育現場において、理論をどう活かすかをさらに考えていきたいとも思っています。

このように大学院で学びたいと思ったのも、先生との出会いからですし、このように「音」「発音指導」というものに強く惹かれたのも先生の授業を受講したからです。本当に感謝しております。

パラグラフの一貫性や文のまとまりが不十分という指摘を受け、英語力の問題に直面しておりますが、どうにか英語力もあげた上で、書き上げたいと思っています。 しっかりと研究、勉強し、形ある物にしてご報告できればと思います。

ゆくゆくは、検定教科書等に携わりたいという夢もあり、修論提出後は、CELTAコースを語学学校で受けて、大学院で身につけた理論を実践で行かせるようにさらなるトレーニングを受け、資格を取ってから10月には帰国いたします。

希望通りのスーパーバイザーの下、「発音指導」研究ができることをどうしてもお伝えしたくメールさせていただきました。これも先生のおかげです。

ご多忙な毎日だと思いますが、ご自愛ください。
本当に感謝しております。また、連絡させてください。

ランカスター大学大学院
Spring