常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

woo 復習

気になる単語を見つけました。

Abe woos LDP’s prefectural ranks with rehash of constitutional revision quest as scandals cloud bid for third term

With his public support damaged by cronyism and other scandals, Prime Minister Shinzo Abe’s goal of revising the postwar Constitution by 2020 is facing renewed hurdles.

以下省略

https://www.japantimes.co.jp/news/2018/04/21/national/politics-diplomacy/abe-woos-ldps-prefectural-ranks-rehash-constitutional-revision-quest-scandals-cloud-bid-third-term/#.WttWXSPAOgQ

本日取り上げるのは見出しにあります、woo/wuː/です。しばしば何かの音が単語で表されるということが日本語でも英語でも見られます。今回もその類だと思いました。今回の場合は”woo hoo”という言葉に成し得ない喜びを表すための表現があるように、何か特徴的な気持ちを他者に訴えかけるといった意味合いで解釈しました。やはり、『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)では「〈人の〉心に訴える、関心を引く;〈有権者など〉に[〜で]支持を求める(ジャーナリズム用語)」という意味がこの単語の第一義にありました。
これに合わせて、第二義、第三義そして派生語も簡単にふれておきます。第二義では、「〈男が〉〈女〉に求婚する、〜を口説く、〜を説得する」という意味が記されておりました。第三義では、「(誘惑などで)〈人〉を[〜から]引き離す、奪い取る(+away)[from]」とありました。派生語について、この単語に“~er”つけると、「(女に)求婚する男」という意味になるそうです。いずれの場合も古風な表現であるとのことなので使用できる頻度は高くなさそうです。(WREN)