常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

gendarme 復習

彼の勇敢な行動は後世にまで語り継がれるでしょう。未だに根深いISについての記事より気になる単語を見つけました。

‘He has fallen a hero’: French gendarme who replaced hostages dies

Arnaud Beltrame dies of injuries day after being shot in throat during Trebes supermarket siege

The interior minister, Gerard Collomb, announced the death of Lt ColArnaud Beltrame shortly before 6am 8French time) on Saturday.

“We will never forget his heroism, his bravery, his sacrifice. With a heavy heart, I send the support of the entire country to his family, friends and colleagues of the gendarmerie of the Aude,” Collomb tweeted.

以下省略

https://www.theguardian.com/world/2018/mar/24/he-has-fallen-a-hero-gendarme-who-replaced-hostage-in-french-siege-dies

本日取り上げる単語は、gendarme /ʒɑ̃darm/ です。安直ではありますが、”gendar”の部分が、“gender”と何か関係があるというように予想を立てました。『そこで、スーパーアンカー英和辞典』(第四版、学研教育出版)を引いてみると、「(フランス語より)憲兵」と記されていました。
果たしてこの二語に関連はあるのでしょうか。そこで、OEDで調べてみると、gendarmeはフランス語の“gens d’armes”に由来しているということがわかりました。さらに同単語は、”gens”と“d’armes”に分けられ、前者は「人、国家」という意味を持ち、後者は「武装した人」という意味を持つとのことでした。一方で、genderは古フランス語のgendreに由来しており「種、特徴」を意味するとのことでした。また、語頭の”gen”はgendarmeのとは異なり”gene-“であると記されていました。

国として消滅が宣言されたIS、よほど影響力があったのでしょう信者が世界各地に点在していることは明らかです。世界の平和が保たれるには彼らとどのように向き合うかが問題になってくるのではないでしょうか。(WREN)

gendarmerie - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から
gendarmerie #2 - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から