常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

gimmick 復習

ASAHIWEEKLY Feb 25 News (p.19)
スノーボードハーフパイプ金メダリストのショーン・ホワイト選手が平昌のレストランに現れ、特製バーガーを注文しました。

When fast-food chef Cha Gwen Sol added a one -million-won(about 100,000yen) “Flying Tomato” burger to the menu of his Pyeongchang restaurant as an Olympic gimmick, he never expected the owner of the nickname, snowboarding star Shaun White, to turn up and order one.

(以下省略)

今回取り上げる単語は“gimmick” / gímɪk / です。カタカナ言葉のギミックという言葉があります。少しマイナスで悪戯のようなイメージがあったので文脈には合わないなと感じたので取り上げました。(『ジーニアス英和辞典第五版』大修館)には「(人目を引いたり売り上げを伸ばしたりするための)仕掛け、からくり」と出てきました。普段聞くギミックとは違い、商売などに関係する場面で使う単語のようです。本文でも “restaurant” と同じ一文で使われています。

また、商売をする側から見た “gimmick” と、それを受け取る側の “gimmick” は受け取る意味合いが少し違うとも感じました。売り手は販促目的としてのポジティブな感じだが、受け手はそれを使って買わせようとしているとネガティヴに捉えるのかなと考えられます。以前にも日常で扱うカタカナ言葉とその単語本来の意味合いが違うことがあったので日本に持ち込まれて用途が変わってしまうのだとわかりました。

つい最近、リニューアルオープンしたセブンイレブンでおにぎり30円引きセールをやっていたので6つ買ったら、そのうち2つが賞味期限切れでした。ギミックには気をつけたいものです。