常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

stoneless 復習

 アボカドの種を取る際に怪我をしてしまうことから品種改良されたアボカドが話題になっています。

Marks & Spencer has begun selling a stoneless avocado that could help banish the pain of “avocado hand”.
The so-called cocktail avocado is 5cm-8cm (2in-3in) in length and has a smooth, edible skin, meaning it can be sliced or eaten whole.
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2017/dec/07/marks-and-spencer-stoneless-avocado

記事の写真と見出しから意味はすぐ予測できましたが面白い表現だったのでstoneless / stóʊnləs /を調べてみました。まずstoneを『ジーニアス英和辞典』で調べると第5語義に「(モモなどの)種、核」とあります。こちらは主にイギリスで使用されアメリカではpitが用いられます。手持ちの辞書にstoneless の記載がなかったのでWeblioで確認すると「石のない、種のない」とありました。またMerriam-Websterではhaving or containing no stoneと定義されています。しかしながら種無しぶどうはseedless grapefruit と表現するようです。アボカドは種が大きいことから今回この表現が使われていると考えられます。(Kiwi girl)