常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

proud as a peacock

 昨日の応用言語学の授業で、英語の表現で直喩を用いたものについて学びました。動物に関連するものがいくつかありましたが、その中でも気になった “proud as peacock” を調べてみました。『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)には “(as)proud as a peacock” で「(くじゃくのように)威張った」とありました。さらに、peacockは「雄のくじゃく」、peahenは「雌のくじゃく」との記載がありました。鶏にも性別でそれぞれ呼び名があるように、クジャクにも同じように別々の言い方があるのだということがわかりました。
オスはメスに求愛するときに羽を広げることで知られていますが、それは自分をよく見せるという意味を含んでいることから、それを人間にも当てはめたのがこの表現だと考えられます。見栄を張る、威張るという行動を鳥との共通点としてとらえたところがおもしろいと感じました。
上記の表現とは関係ありませんが、クジャクについて調べている過程で知ったこととして、繁殖期が終わるとオスの美しい羽は抜け落ちてしまうそうです。抜けてもまた生えてくるというサイクルがあることにも驚きました。(aqua)