常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

sideburns 復習

 先日友人と髪型について話をしていたところ、「もみあげ」というワードが出てきました。英語で何というのか気になり調べてみました。
『新英和大辞典』(第五版,研究社)によると、 アメリカ英語でsideburns、イギリス英語でsideboarsと載っておりました。『ジーニアス英和辞典』でも確認したところ、「(短い)ほおひげ;もみあげ」とのことでした。burnsidesの綴りがえという説明があったためこちらの単語も引いたところ、「(あごの部分をそって口髭とつないだ)ほおひげ」と書かれており、注釈に「Burnsideのなにちなむ」とありました。
 このBurnsideとはいったい何者なのかと思い、インターネットで調べたところ、ものすごい膨らみのもみあげのオジサンが出てきました。彼の名はAmbrose Burnsideといい、アメリカの軍人、鉄道会社役員など様々な肩書を持っています。1881年に一生を終えているので、かなり昔の人物です。死後約150年たった今でも、髪の名前として存在し続けているほど、経歴ももみあげもすごいことが分かります。(Gomez)


https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/22/Ambrose_Everett_Burnside.jpg