教職公開講座 感想
すでにここでも取り上げられていますが,先日私たち教員を目指す者は教職公開講座に参加いたしました。専修大学卒業生であり現在K高校で働いていらっしゃるK先生が、実際に現場で行なっている授業を私たちにも行なってくださったので、その内容と感想を以下述べます。
K先生はコミュニケーション英語の授業で、教科書"A Boy and His Windmill"の導入から英語で行なってくださいました。readingの授業であるのに40分間の間で本文に一度も触れなかったことには驚きです。その代わり、先生はまず一人の男の人と何か機械のようなものが写っている写真を見せ、それが何かをペアで英語での話し合いをさせました。次にそれに関連する映像を見せ、必要事項をワークシートに埋めました。本文に入る前からスピーキングとリスニングを通して内容を理解させるという授業スタイルはCLILであると考えます。K先生は「本文に入らなくても内容はこんなに膨らませることができるんだよ」とおっしゃり、それは私が見習うべきうちの一つだと考えます。なぜなら、この授業スタイルは生徒の学習へのモチベーションを高める方法だと考えるからです。
次にK先生に注目したいと思います。先生は授業中ずっと英語を使われていました。英語嫌いな生徒にとってこれは教師、生徒間に距離をつくってしまうと思われますが、先生はアイコンタクト、そして机間巡視によってその欠点を克服していました。当たり前のように思えますが、塾講師をしている私にとってこれは簡単ではないと理解しています。それを当たり前のように行なっていたK先生の親近感に魅力を感じました。
以上、私の感想とさせていただきます。このような機会をくださった専修大学の先生方、とくにUG先生,そして授業を見せてくださったK先生に感謝申し上げます。K先生、季節の変わり目ではございますが、どうぞご自愛ください。(Large Lake)