常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

platelet #2


 輸血時などに必要な血小板をiPS細胞によって量産の実現が可能になったと報じられました。

iPS-derived blood products ready for mass production

Japanese startup Megakaryon Corp. said Monday that it has established a method to mass-produce blood products by making platelets from human induced pluripotent stem, or iPS, cells.

以下省略

http://the-japan-news.com/news/article/0003867086

 取り上げる語は “platelet” / pleɪtlɪt / です。「皿」でおなじみの「プレート」に指小辞 “-let” がついており, 小さなものを指していることがイメージできます。『リーダーズ英和中辞典』(研究社)で確認したところ, 「[解]血小板(blood platelet)」とありました。

 The Free Dictionary.comには “a small platelike body, esp. a blood platelet” と定義されていました。血小板は赤血球の数分の1の大きさであることからも, 非常に小さい血液成分であることがわかります。

 献血による血小板は冷蔵保存ができないため, 採血から数日しか持たないのに対し, iPS細胞から生成されたものは無菌化により2週間ほど保存ができることから, 保管コストの削減にもつながる見通しです。(Cayu)

platelet - 田邉祐司ゼミ 常時英心:言葉の森から