常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

musty

 木曜日の1限目にあった教職関連の授業でのことです。私たちが普段の生活の中で用いる身近な表現を英語で言おうとすると、インプットが足りず、言えない表現が意外とたくさんあるという現状について考えました。そして、例えば「かび臭いね。」と言いたいとき、どのように言うことができるかを話し合う時間がありました。まずmoldが思い浮かんだのですが、これは名詞であり、形容詞ではありません。結局検討がつかなかったのですが、 “It’s musty.” と言うことを学びました。

 その後『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究者)でmusty /mˈʌsti/ を引いてみると、形容詞で「かび臭い」とありました。LDOCEには “a musty room, house, or object has an unpleasant smell, because it is old and has not had any fresh air for a long time” と定義されています。他にも「陳腐な、古臭い」などの意味もあるようです。

 語源を調べてみると、Online Etymology Dictionaryには “1520s, perhaps a variant of moisty "moist, damp" (see moist). ” と説明されており、湿気のある状態を表すmoistに関連があるとのことでした。カビの生えるような湿度で、ジメジメとした感じを想像すると、関連付けて覚えることができるのではないかと思いました。(aqua)