常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

be at each other's throat

 先日、国際交流会館で、寮内留学生のプログラムの一環で、異文化理解トレーニングが行われました。私たちRAは参加しなくても良かったのですが、改めて異文化理解の基礎を学び、留学生の入寮に備えたいと思い、飛び入り参加させてもらいました。
 そのトレーニングの内容は、異文化にぶつかった際に起こるトラブルについてのケーススタディで、英文科のJ先生による講義でした。トラブルの例を描いたビデオを観たのですが、その中の一つに、アジア系の学生とアメリカ人の学生がグループプレゼンテーションの準備中に互いの文化に対する固定観念が原因でケンカをしてしまうシーンがありました。そこで流れたナレーションで、"They were at each other's throat"と説明されており、気になったので調べてみることにしました。
  『ジーニアス英和辞典』第4版(大修館)で"throat"を引いてみると、"be at each other's [one another's] throats"で「互いにいがみ合っている、激しく言い争っている」と載っていました。互いに互いの喉(首)を掴み合っている様子からこのような表現ができたと考えられます。
 ゴールデンウィーク明けから一気に10か国以上もの国から留学生が入寮してきます。トレーニングで学んだことを活かして、寮内留学生のみんなと共に私自身も様々なことを吸収し成長していきたいと思います。(Akim)