常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

日本英語音声学会 感想

早稲田大学で行われた日本英語音声学会の初日に参加しました。2つの研究発表、4人の先生方のシンポジウムで音声に関して様々な視点からの研究や、先生方の意見をお聞きして、学ぶことができました。

その中でも都道府県の方針や予算によって、学校に常駐する外国人の先生がいるということがある学校とない学校があること、資格試験を受けられるよう料金を負担してもらうこと、留学制度があることなど自分が高校生だった頃を思い出すと、時代が変わって多少変化していることはあると思いましたが、違いが大きいのではないかと感じました。お聞きした研究発表の中である市の小学校ではネイティヴの先生がいないという発表があったと記憶しているのですが、小学校こそ音を大切に教えて、CDという機械的なものを通してきくのではなく、自らの耳で直接聞くためにも正しく発音ができる人のいるべきなのではないかと思いました。

また松坂先生が仰っていた文法の大切さや討論する力をつけるというお言葉が胸にずしっと重くのしかかりました。日頃から自分の課題であることなので、そう感じたのだと思います。ワールドイングリッシュについても印象深く、どこの国の人であるか当てるのは難しく、アメリカ南部の音声を聞いた時には違いを聞き取るのに困難なものもあり、それぞれの国や地域の特徴を知ることも大事で、面白いのですが、真似するのにはスピードが早過ぎず、オバマ大統領のようなクリアな発音の音声を聞くよう心掛けることも重要だと感じました。(lua)