常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

strike while the iron is hot 復習

任天堂は自社開発としては初めての本格的なスマートフォンゲーム「スーパーマリオラン」を12月15日から配信します。

Nintendo aims for smartphone success with Super Mario Run

Striking while the iron is hot, Nintendo Co. is to release its first smartphone game following the blockbuster success of Pokemon Go.

Super Mario Run,” featuring the eponymous iconic hero, will hit the market on Dec. 15, Nintendo announced Nov. 15. The game was developed in-house in partnership with DeNA Co.

http://www.asahi.com/ajw/articles/AJ201611160058.html

今回注目した表現は、“striking while the iron is hot”です。この表現を見たときに日本語のことわざである「鉄は熱いうちに打て」という表現が頭に浮かびました。『ウィズダム英和辞典』(第3版、三省堂)を引いたところ、まさにそのことわざを表現しているもので、「状況が有利なうちに行動せよの意」という解説が添えられていました。

LDOCEには、“to do something immediately rather than waiting until a later time when you are less likely to succeed”と定義されています。

広辞苑』を引いたところ、「鉄は熱いうちに打て」は西洋のことわざに由来すると書いてありました。また、「鉄は熱して柔らかいうちに打って鍛えるように、人も純粋な気持を失わない若いうちに鍛錬すべきである」と説明されていました。英語の方にはそういった意味は載っていなかったので、英語で使う際には注意が必要です。(Blue Sky)