常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

saved by the bell

アメリカのテレビドラマ Gossip girl season2 から表現を取り上げます。

一度別れたセリーナとダンでしたが、お互いにその別れから立ち直ることができず、再びよりを戻します。しかし、別れる原因に至った理由や経緯がはっきりとしないまま別れてしまったので、そのことについてしっかり話し合おうとしています。そして、セリーナの親友のブレアがよりを戻したことに反抗的でいろいろと騒ぎ始めますが、セリーナはそこまで大きなことではないとダンに話します。しかしダンは黙ってしまい、少し責められるような状況になっています。


Serena: Oh, God, you agree with her.
Dan: No, no, I don't. I don't. It is just a......

[Serena's cellphone ring]

Serena: Hold on. Oh, it's my mom. She's calling from Shanghai. Can I take this?
Dan: Oh, yeah. Go....Saved by the bell.


Danの最後のセリフ“saved by the bell”を取り上げます。『新英和辞典』によると
口語表現で「偶然運よく助かって 」という意味がありました。 ボクサーが終了のゴングでノックアウトから救われることが由来となっているそうです。
ここではダンがうまく説明が出来ない時に、セリーナに電話がかかってきたことで説明に追われなくてすんだので、「運良く助かった」と言っていることがわかりました。
bellに関連して“ring by the bell”という表現を見つけました。これは「うまくいく, 功を奏する」という意味だそうです。(lua)