go nuts 復習
リオオリンピック最終日に行われたレスリングの試合で、モンゴルのコーチ2名が服を脱ぎ、判定に抗議する珍事が起きました。
Mongolian wrestling coaches go nuts, strip down after unfavorable decision
RIO DE JANEIRO — Two Mongolian wrestling coaches, head coach Tserenbaatar Tsogtbayar and assistant coach Byambarenchin Bayaraa, stripped their clothes off in protest after their athlete, Ganzorigiin Mandakhnaran, lost the bronze medal match to Uzbekistan’s Ikhtiyor Navruzov. Mandakhnaran lost when the judges awarded a penalty point after the finish of the match.
今回取り上げるのは、“go nuts”という表現です。“nut(s)”は「木の実、ナッツ」という意味でよく知られていますが、この記事ではこれとは違った意味で用いられています。
“nuts”をLDOCEで調べてみると、“to become very angry about something”と定義されていました。また『ジーニアス英和辞典』(大修館書店)には「熱を上げている、気が狂って、狂気じみた」と記載されていました。したがって、“go nuts”で「怒り狂う、激怒する」などと表せます。
試合終了直前に受けた警告の差でメダルを逃したことは非常にかわいそうに思いますが、世界中が注目する舞台で、相手を挑発しながら逃げ回るような戦意のない行為には賛成できません。(ninetails)