教育実習 感想
先般,母校の高等学校で3週間、教育実習でお世話になりました。はじめの1週間は授業見学をし、残りの2週間で教壇実習を行いました。
授業見学では、生徒の様子やクラスの雰囲気を知ることが出来ました。やはり、クラスごとに雰囲気は違いましたが、活発で素直な様子はあまり変わらないように思いました。また、英語科の先生方の授業の進め方を学ぶことも出来ました。特に印象に残っているのは、同じ単元でも、工夫次第で様々なアプローチが出来るということです。積極的に自分の授業に反映させようという気持ちで見学しました。
2週間目からの教壇実習を経験させてもらいましたが、授業をすることの難しさを実感しました。まず、自分が事前に計画した通りにいくことは少なかったです。生徒を注意したり、静かになるまで待ったり、思いがけない質問をされたりなど、授業作成段階では分かりえない要素が多く、臨機応変に対応する重要さを学びました。そして、ひしひしと感じたのは説明するむずかしさです。自分では分かっているつもりのことでも、説明してみると、実は自分もよく分かっていないということが度々ありました。基本的な単語や文法の知識こそ、深く知らねばならないと感じました。
そして、17コマ目(最後)の授業で研究授業を行いました。授業の構成は教科書の演習問題と説明、音読活動といったものです。演習をして答え合わせをするという、とてもシンプルで単調な授業となってしまったのが心残りです。工夫をしてもっと活動的にする必要があると感じたので、もっと動きのある授業が出来るように意識していきたいと思います。
自分の授業の反省点は数多くあり、今後意識したいのは、
・授業の目標設定をし、生徒に伝える。
・腹から声を出す。
・積極的に活動を取り入れる。
・生徒の興味に合わせて授業をする。
・説明をし過ぎないで、生徒に考えてもらう。
などです。これらを意識しながら、生徒が能動的に学べる授業を目指していきます。
また、授業外で生徒たちと沢山話したのですが、多少ふざけ合ったり、雑談をしたり、相談を受けたりしたことが非常にいい経験になったと思います。授業中は少し反抗的でも、一対一で話すと、どの生徒も素直で個性的でまじめでした。話しているうちに、「これから先、いい方向に向かっていってほしい」という気持ちが強くなるのを感じました。この温かい気持ちを忘れずに教員になりたいと思います。
最後になりましたが、UG先生や模擬授業を受けてフィードバックをくれた皆がいなければ、教育実習を切り抜けることは出来きませんでした。本当にありがとうございました。