lotus land, Xanadu
先日ニュース番組を見ていた際、”世間を離れた理想の地”を表す「桃源郷」という言葉が出てきました。
英語で何というのか気になり、手持ちの『ウィズダム和英辞典』(三省堂)を引くとan earthly paradise; a paradise on earthとありました。
他にも言い方がないかと、さらに「英辞郎 on the web」で調べると、fairyland, lotus land, Xanaduと記載されておりました。
まず、lotusについて『ジーニアス英和辞典』(第五版、大修館書店)を見ると、「(ギリシャ神話)ロトス(その実を食べると現世の苦悩を忘れるとされた植物)」とあり、現実とは離れた世界のニュアンスが含まれていることがわかります。
LDOCEでも” a fruit that gives you a pleasant dreamy feeling after you eat it, according to Ancient Greek stories”の定義がありました。
次にXanaduを同上英和辞典で調べると「桃源郷(S.T.Coleridgeの詩、Kubla Khan”で歌われた)」と記載されております。
サミュエル・テイラー・コールリッジとはイギリスの詩人、批評家、哲学者です。文体は無意識から沸き起こるイメージを言葉にするような幻想的な作風が特徴です。
Kubla Khanは彼が麻薬の吸引によって見た幻覚を目覚めてから書き記したもので、今回取り上げたXanaduは詩の冒頭に使われています。このことから、楽園をあらわす代名詞として表現されるようになったということです。(Wikipediaより)
LDOCEでも” an imaginary place that is very beautiful. The name comes from a place in the poem Kubla Khan by Samuel Taylor Coleridge”の定義が確認できました。(flyingbird)