常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

raven

いよいよ新年度の授業が始まりました。学校へ向かって歩いていた際、烏を英語ではどう言うのかという話が聞こえて、話の中にcrowとravenという単語が出てきました。crowという単語は知っていたのですが、ravenという単語は知りませんでした。そして同じ烏でも何が違うのかと疑問に思ったため、種類と英語での呼び方を調べました。

まず、crowを『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で調べてみますと、「からす」とありました。次にravenを調べてみますと「わたりがらす、大がらす」とありました。crowよりravenの方が大きいことが分かりました。しかし、わたりがらすがどういった烏か知らなかったので調べてみました。すると、わたりがらすは最大の烏であることがわかりました。

そしてその他にもハシボソガラスハシブトガラスミヤマガラスなどの種類があることがわかりました。

日本で見られる主な烏は、ハシボソガラスハシブトガラスだそうです。名前の通り、ハシボソガラスは嘴が細く、ハシブトガラスは嘴が太いのでこの名前がついています。英語ではハシボソガラスがcarrion crow 、ハシブトガラスがjungle crow 、ミヤマガラスがrookと言うことがわかりました。carrionという単語はどのような意味を持っているのか『ライトハウス英和辞典』(第5版 研究社)で調べましたが、載っていませんでした。そこでLongman English Dictionary Onlineで調べると”the decaying flesh of dead animals, which is eating by some animals and birds” という意味があることが分かりました。carrion crowは名前上では肉食のようですが、実際は雑食で、ハシブトガラスより植物質を好むそうです。一口に烏と言っても種類がたくさんあることがわかりました。(aqua)