crimp 復習
アメリカの利上げが動き、過去数年の間に積み上がった新興国の債務の行方が懸念されています。海外進出に力を入れてきたメガバンク株に影響を受けています。
Asian debt jitters crimping Japan's megabanks
TOKYO -- Now that the U.S. has raised interest rates, concerns are growing that corporate borrowings that had swelled in emerging economies will come to hamper Japanese megabanks.
以下省略
http://asia.nikkei.com/Markets/Tokyo-Market/Asian-debt-jitters-crimping-Japan-s-megabanks
取り上げる表現は、“crimp”です。まず、『ジーニアス英和辞典第4版』(大修館書店)を確認してみると、「(布・ボール紙・板金など)にひだをつける、(髪を)ちぢれさせる、妨害する」などの意味が記載されていました。しかし、ここでは、これらの意味ではしっくりきません。そこで、Merriam-Websterを見てみると、“to make wavy or bent”とありました。波形を作るとありますが、どういうことか。株の動きなどで、上下に動きを表す折れ線グラフを想像してみると、波のような形になっていることがあります。つまり、ここでは、新興国の債務懸念が日本のメガバンクが運用する株に波のような上昇、下落の動きをもたらすといったニュアンスがあると考えました。(Nao)