常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

the land of lefse and lutefisk

国際開発計画(UNDP)は、寿命や教育、収入などの面から国民生活の豊かさ表すHDIの世界ランキングを発表し、12年連続でノルウェーが1位を獲得しました。日本の順位は20位という結果です。
When it comes to health and prosperity, there's no topping Norway.

For the 12th year in a row, the land of lefse and lutefisk has earned the number one spot on the United Nations' 2015 Human Development Index (HDI), released as part of its annual Human Development Report.
http://edition.cnn.com/2015/12/16/travel/undp-most-liveable-country/index.html

取り上げるのは“lefse and lutefisk”です。インターネットで調べてみると、ノルウェーの料理名であることが分かりました。両方ともノルウェー語になります。“lefse”は「レフセ」と呼ばれる伝統的なパンの名前です。これは生地にじゃがいもが練りこんである無発酵の平焼きパンで、ノルウェーだけでなく、スカンジナビア半島全域で食べられているのだそうです。
“lutefisk”「ルーテフィスク」はと言いますと、乾燥させたタラを数週間灰汁に漬け込みゼリー状にした料理だそうです。Weblioには、“leu”は「洗うこと」を表しており、“peisk”は「魚」を表しているのだそうです。また、乾燥タラはノルウェーの産物として1千年以上もヨーロッパに輸出されてきたと言われているそうです。
記事では、“the land of lefse and lutefisk”が主語として使われており、これはもちろんノルウェーという国を、その代表的料理を挙げることで言い換えています。(bookmark)