常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

研究会のお知らせ

JACET関東支部月例研究会(11月)

日時:2015年11月14日(土)16:00-17:20
場所:青山学院大学17号館4階17406教室
発表者:田中祥子(東京大学大学院)
発表題目:夜間定時制高校生にとっての英語学習の意味:事例研究を通した検討の試み
参加費:無料(事前申込不要)
問合せ先:JACET関東支部事務局 jacet-kanto-office@cl.aoyama.ac.jp

会場の詳細については、以下をご覧ください。
交通アクセス:http://www.aoyama.ac.jp/other/access/index.html
キャンパスマップ:http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html

発表概要:
夜間定時制高校には、近年、勤労青少年だけでなく、不登校経験者、ニューカマー(志水&清水, 2001)など様々な入学動機を持つ生徒が増加し、また、日本の子どもの貧困問題も深刻化する中(阿部, 2008; 2014)、子どもたちへの学習機会確保の重要性は更に増している。そのような状況で夜間定時制高校に通う生徒たちにとっての英語学習の意味は何なのであろうか。本発表では、まず日本における英語学習の意味に関する研究を概観し、新たな視点の必要性を提起する。次に発表者が今年9月に開始したばかりの都内夜間定時制高校での現地調査の概要と参与観察からのデータの一部を示し、非常に限定的ではあるが、夜間定時制高校に通う生徒たちにとっての英語学習の意味に関して一考察を提示する。

発表者略歴:
1999年トロント大学オンタリオ教育研究所第二言語教育学修士課程修了。2014年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在、同研究科博士後期課程所属。関西圏での私立中学教員を経て、現在は関東圏の大学にて非常勤英語講師として勤務。