常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

UCL SCEP 総括 #9

9日目の音声学サマープログラムについてです。
Lecture Aでは、地域ごとのアクセントの違いについて勉強しました。アクセントの変化の特徴や/r/を発音する地域やしない地域の歴史的変化などを学びました。

Practicalの授業では最後の復習と/ə//ɜ//ɔ/の二つの母音とつながる場合、/r/の音を使ってつなげる練習を行いました。後者のものは、murder is a crime, law and orderなどを例にとって練習しました。

Lecture Bではイントネーションや意味の日常会話での決まったパターンについて勉強しました。声の高さ、住所や電話番号の読み方、あいさつのトーンなど色々な例を取り上げていましたが、トーンによって様々な感情を表現していることがわかり、面白かったです。

Practicalの授業では、トーンの練習も兼ねて、ロンドンにきてから感じた事など自由にエッセイを書き、発表しました。同じことを学んでいても、人それぞれ感じることはもちろん違い、初めの頃にはなかったトーンがあり、少しでも成長できたのではないかと思いました。

Ear-trainingでは/ə/を聞き取る練習をしました。例えば、The manager arrived yesterday.という文を聞いて、この中にいくつ/ə/があるかを考えました。読む練習もしましたがat the end of the lessonなど/ə/が続くと難しかったです。自分が聞きとれない分、言うこともできていないということを実感しました。

また、先生が意図的に誤った読み方をされるのを聞き取って、それを直すというような練習もしました。/ə/の発音のところが/ə/でなかったり、/r/の発音が/l/になっていたりといろいろと考えられました。この日でEar-trainingは最後の授業でした。日本人にとって苦手とされる部分を中心として、また日本人に合ったやり方で、丁寧に教えていただくことができ、基本的なことを確かめることができましたし、自分の弱い部分も知ることができたと思います。 (lua)