常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

UCL SCEP 総括 #4

4日目も2, 3日目と同じスケジュールで行われました。
9:00 Lecture4A:consonants
9:55 Practical
11:15 Lecture4B:Nuclear Tones
12:10 Practical
14:00 Ear-training:/ɜ/と/ɑ/

Lecture4Aでは子音がそれぞれ硬音(fortis)か軟音(lenis)か、口の中のどの場所で発音されるのか、破裂音、破擦音、摩擦音など、どのような音が作られているのかを学びました。

この日のPracticalの授業は先生が変わり、舌の動きを丁寧に教えてくださいました。/s/と/ʃ/を練習しました。/s/と/ʃ/がよく出てくる会話の文章を使って何度も練習し、二人一組になって発表をしてできているかのチェックもしてもらいました。

Lecture4BではNuclear Tonesを勉強しました。三日目のPracticalでも行ったので、そこで書いたことと重複する部分があるかと思いますが、全部で7つのトーンがあり、High Fall、Low Fall、Rise-Fall、Low Rise、High Rise、Fall-Rise、Mid-Levelとなっていて、これらを声に出して学びました。

Practicalの授業は三日目に引き続きToneの練習をしました。一つは下記の教材を使い、もう一つは三日目にも行った映画のハリーポッターの場面を使って練習をしました。
http://www.phon.ucl.ac.uk/home/johnm/oi/oi6.htm

この教材でモデルの発音を聞いて、説明も見ることができるので、1人でも学習できるのでトーンを練習するのにお勧めします。実際に練習をしてみると、トーンの記号を読むのに、頭ではこのトーンになるとわかっていても声に出すとあまり変わっていなかったりするので、自分の音の幅を広げるようにしなければいけないと感じました。人それぞれ声の高低が違うので、自分に合う音を確認することも必要だと思いました。

Ear-trainingでは/ɜ/と/ɑ/を学習しました。先生が発音されるのを聞いて、どちらの発音をしているかを考えたり、今まで学習してきた発音を使った単語をランダムに先生が言われるのを聞き、発音記号を書いたりしました。/ɜ/の時は医者に口の中を見てもらったときの「あ」の音で/ɑ/はサクランボをいくつか食べて種を落とさないように「あ」と言ったときの音だと教えてもらい、舌の使い方のイメージがつきやすくなりました。日本人のための指導方法のため、とてもわかりやすかったです。(lua)