常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

nemesis 復習

本日はしおり,クリスともども裏ゼミに参加できずすみませんでした(えびなの沼田のことは分かりません)。


映画「チキン・リトル」から取り上げます。チキン・リトルは、いつかヒーローになれると願っている小さなニワトリの男の子です。朝、学校に遅刻してきたチキン・リトルに対し、クラスメイトのアビーが“Tough morning?”と声をかけます。すると、チキン・リトルは“A run-in with my old nemesis.”と答えました。“run-in”とは「もめ事」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、“an argument or disagreement, especially with someone in an official position”(LDOCE)という意味で、“nemesis”は「かなわない相手、強敵」(『ジーニアス英和辞典第四版』大修館書店)、“an opponent or enemy that is likely to be impossible for you to defeat, or a situation that is likely to be impossible for you to deal with”(LDOCE)を意味します。チキン・リトルにとっての“nemesis”は道路に落ちていたガムでした。

“Nemesis”とは過去の記事にもある通り、「ネメシス≪応報天罰の女神≫」という意味もあります。ちなみに彼はこの朝、他の生徒たちに邪魔をされ、スクールバスに乗る事が出来ませんでした。そしてバスを追っているうちに道路に落ちていたガムを踏んでしまいます。それを取ろうとしたはずみにそのお尻で踏んでしまい、さらに履いていたズボンが脱げてしまいました。そのため、学校で紙を使って簡易ズボンを作った、というなんともToughな朝でした。ギリシャ神話に登場する女神の名前が日常会話で使われることを学びました。(Green)

過去記事
http://d.hatena.ne.jp/A30/20100706/1278423209