常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

have (get) a chip on one’s shoulder

例のごとく表現を拾います。have a chip on one’s shoulderという表現を検索しておりましたら、この表現がCambridge Dictionary’s Onlineに7日前に追加されていたことが分かりました。

定義は“informal to seem angry all the time because you think you have been treated unfairly or feel you are not as good as other people”となっておりました。日本語に直すと、「けんか腰{ごし}である、挑戦的態度{ちょうせんてき たいど}を取る、恨みを抱いている、怒りっぽい、肩を怒らせている、プリプリしている」(英辞郎 on the web)という意味です。

定義中にhave beenがあることから、過去のある時から現在に至るまである程度の期間を表すことが分かります。おそらく日本語の「根に持って」か、それに相当するニュアンスではないかと考えました。オンライン上での例文はHe's got a chip on his shoulder about not having been to university.となっていました。

「何でこういう道を歩んでしまったんだ」という思いが見える例文であります。「バタフライ効果」を絡めた映画をある先生の講義で視聴したことがあったので、そのことを思い出しました。語源は、「西部劇に出てくるように、昔、肩の上に木片(a chip)をおいてそれを落としてみろと相手を挑発したことに由来する。相手がその木片を落とすとけんかが始まる」(英辞郎 on the web)と説明されていました。(Kawada)

http://dictionary.cambridge.org/dictionary/british/have-a-chip-on-your-shoulder

http://eow.alc.co.jp/search?q=%22chip+on+(one's%7Cmy%7Cyour%7Cits%7Chis%7Cher%7Cour%7Ctheir)+shoulder%22

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C