常時英心:言葉の森から 1.0

約10年間,はてなダイアリーで英語表現の落穂拾いを行ってきました。現在はAmeba Blogに2.0を開設し,継続中です。こちらはしばらくアーカイブとして維持します。

saw-tooth coastline

安倍首相は、来年日本で開かれる主要国首脳会議(サミット)を三重県の伊勢・志摩で開催すると発表しました。

TOKYO (Kyodo) -- Prime Minister Shinzo Abe said Friday the city of Shima in central Japan's Mie Prefecture will be the venue for the annual Group of Seven summit of major industrialized countries in 2016.

Before his departure for this year's G-7 summit in Germany, Abe said he picked the city famous for its saw-tooth coastline so that "world leaders will feel cultural tradition and beautiful nature."
以下省略

今回の記事で気になった表現が、“saw-tooth coastline”です。初めて見る表現で見当がまったくつきません。そこで、“saw-tooth”と“coastline”をそれぞれ辞書で見てみました。まず、“saw-tooth”から調べてみると、『ジーニアス英和辞典第4版』(大修館書店)には、「のこぎり状の歯の、ぎざぎざの」と記載されていました。“coastline”は、「(主に海から見た)海岸線」と載っていました。これらを組み合わせると、「ぎざぎざの海岸線」になります。ここから、「リアス式海岸」というと捉えた方が適していると思います。

三重県はChris先輩の地元で,先生がサミットが三重に決まるとおしゃっていたことを思い出しました。その先輩が就職活動で三重県に帰られた日に今回の発表があったのはなにかの偶然でしょうか。
(Nao)

http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20150605p2g00m0dm061000c.html